INSIGHTEC(インサイテック)のMRガイド下集束超音波治療器ExAblate 2000は、女性医療領域における治療法として、症候性の子宮筋腫にの症状の改善の目的で使用する治療器です。切開を行わないため比較的侵襲の少ない治療法です。MRI画像を元に集束超音波を照射して腫瘍組織を焼灼するため、周辺組織へのダメージが最小限に抑えられ、比較的安全で有効な治療効果を得ることができます。治療は外来もしくは短期入院程度で行われます。 子宮筋腫の罹患率は、年齢と共に上昇します。米国では、35歳の女性の40%が、さらに50歳の女性の70%近くが、子宮筋腫に伴う症状に苦しんでいるという報告があります*。多くの患者で発見から治療まで3年以上待つ傾向にありますが、その間にも筋腫は成長し続けます**。
*Khan AT, Shehmar M, Gupta JK Uterine fibroids: current perspectives Int J Womens Health. 2014; 6: 95–114. doi: 10.2147/IJWH.S51083; Day Baird D, Dunson DB, Hill MC, Cousins D, Schectman JM: High cumulative incidence of uterine leiomyoma in black and white women: ultrasound evidence. Am J Obstet Gynecol 2003, 188(1):100–107 ** Fibroidrelief.org, survey of 968 women between 2011 and 2012
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症候性子宮筋腫もっと詳しく 閉じる
インサイテックは、症候性の子宮筋腫に伴う症状を緩和するための非侵襲的な熱アブレーション技術として、周囲組織への最小限の影響で治療を行うことのできるMRガイド下集束超音波治療(MRgFUS)を提供しています。MRgFUS治療では、制御された集束超音波を標的である子宮筋腫組織に照射することで、組織の焼灼・壊死をもたらし、治療効果を得ます。
超音波エネルギーを子宮筋腫の組織に集束させ、タンパク質を変質させる閾値である55℃以上で1秒間、標的組織を加熱します。子宮筋腫の組織をこの閾値以上の熱で数秒間加熱することで、局所的に組織が熱固定され、凝固壊死をもたらします。標的組織への超音波エネルギーの照射は「ソニケーション」と呼ばれ、治療では筋腫全体を焼灼するまでソニケーションを何度も繰り返し行います。治療直後に造影剤を投与しMRIを撮像することで、標的領域の治療された範囲を速やかに確認することができます。
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INSIGHTEC
症候性子宮筋腫の治療について
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臨床について
患部の切開を行わず、MRIを用い、リアルタイムで子宮筋腫部位を焼灼し治療の状況を画像を用いて確認できます。
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治療について
子宮を温存でき、術後の回復期間が比較的短く日常生活に戻ることができます
臨床使用の情報
世界における薬事承認取得状況
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症候性子宮筋腫
承認を受けた国 年- 欧州CEマーク
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- 韓国
- ブラジル
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- 韓国
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- シンガポール
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